月経不順と早発閉経
女性ホルモンと月経不順について
女性ホルモンと月経不順との関係は、どのようになっているのでしょうか?女性は、季節の変わり目になると、月経不順になってしまうという方は少なくないと思います。
月経は、主に女性ホルモンの働きによって起こります。女性ホルモンの分泌をコントロールしているのは、視床下部と呼ばれる間脳の一部です。視床下部は、自律神経もコントロールする体の司令塔の役割を果たしていますが、ストレスを非常に受けやすい部分となっています。視床下部はストレスを受けると、自律神経が乱れて女性ホルモン分泌に影響を及ぼし、月経不順を引き起こしてしまうことがあるのです。
梅雨などの季節の変わり目は、気温が急に下がったり、真夏のような暑さになったりと、体調を崩しがちです。肉体的や精神的な些細なストレスは、視床下部に影響を及ぼし月経不順を引き起こしてしまうのです。
女性の体はとてもデリケートです。自分では気がつかない程度のストレスでも、視床下部は敏感に感じ取り、女性ホルモンバランスの乱れを引き起こしていまうのです。ですから、ストレスはないはずだなどと思っていても油断は禁物です。特に季節の変わり目は体調管理に気をつけ、ストレスをためないよう心がけましょう。
女性ホルモン値と早発閉経
早発閉経は、病院で女性ホルモン値などを検査すれば判明します。通常、卵巣の中には将来排卵すべき卵子があります。早発閉経は、卵子が若い年齢で無くなってしまったり、たとえ卵子があっても卵子の発育に障害があったりなどの卵巣機能が無い状態を言います。具体的には早発閉経は、43歳未満で月経が無くなることを言います。
しかし、若い女性がダイエットやストレスなどが重なって長期間月経が無い場合もあります。ただ、ダイエットなどが原因の無月経は、女性ホルモン値などの検査を行うと女性ホルモン値も正常に近く、卵巣の中にも卵子があり、早発閉経とは異なる場合が多いようです。
早発閉経の原因は、不明な点が多いのですが、考えられている原因としては、染色体異常、卵巣の放射線被爆、抗ガン剤による卵巣障害、自己免疫疾患などが考えられています。早発閉経は、自然に排卵が回復したり、月経が起きることは余り見込まれません。
早発閉経の治療は、卵巣機能の回復は余り見込めないため、女性ホルモンの欠乏を補うための女性ホルモン補充療法を行うことが最も大切です。
また、早発閉経の治療には、ホルモン補充療法などの薬物治療以外に、植物性エストロゲンの多い食べ物である豆類を多く摂取したり、運動を積極的に行うなどの日常生活を工夫することも大切となります。
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